ホームページでも紹介しているのだが、我が木工工房には以前から、天然記念物の「ヤマネ」が住んでいる。
ヤマネは、リスやネズミの仲間の「げっ歯目」に属した小動物で、薄茶色の短い毛並みと、背中の黒いラインと、愛くるしい黒い目、それと、刷毛のような尻尾が特徴の、可愛いヤツだ。
天然記念物なので、捕獲したり、飼ったりは出来ないのだが、私の工房には、勝手に住み着いているので、
問題にはならないんじゃないかと、私のほうも、勝手に思っている。
そんなヤマネが、工具棚の奥に巣を作って子育てをしているのを、工具を取ろうとして偶然見つけたので、
ちょうど遊びに来ていた小一の孫娘に見せてあげると、「かわいい!」と喜んで観察していた。
実は我が家には、孫のカブトムシにクワガタ、それにキンギョとメダカを飼っていて、
私はそれらの世話をする「イキモノガカリ」なのだ。
孫は我が家に来て、その生き物たちを観察したり、触ったりするのを楽しみにしているので、
私にとって飼育の作業は、大切なミッションの一つになっている。
また、普段は松本に住んでいる孫にとって、この原村の森は「自然教室」で、私はその先生でもある。
この夏休みも、ベランダにテントを張って、一緒にキャンプしてあげたり、カエルやセミ、トンボ、クワガタ、
カブトムシ、など、何でも触れる子にしたのも、私の教育(?)の成果だ。
でも「ちょっと女の子っぽくない教室かなぁ~?」 なんて思ったりもして…。