神奈川県から現住所の原村に居を移してから20年程になるが、以来出場し続けている「諏訪湖マラソン」。
その第23回大会が10月23日に開催されて、今年も出場してきた。
諏訪湖一週プラスアルファのコースで行われるハーフマラソンで、約7,000人の出場枠なのだが、
最近のマラソンブームで、ここ数年はエントリー受け付け早々に定員に達して、締め切られるほどの人気だ。
10歳毎に細かくクラス分けされていて、自分と同年代の中での順位が付けられるので、歳をとっても
張り合いを感じられるレースだと思い、私は気に入っているのだ。
そして今年は61歳での出場なので、60歳以上クラスの中ではヤングで有利、なんて「スケベ根性」と、
目標クラス10位以内(700人くらいの中で)を胸に秘めて、いそいそと出かけていったのだった。
実は昨年の60歳最初のレースは、50歳代最年長から開放されて、「花開く」予定だったのだけど、
いまいち走りが重くて、クラス24位くらいだったか?の順位で、ちょっと不完全燃焼だったのだ。
ところが今年は、レース後半お腹がすいてきて、その上眠くなって、うつらうつらしながら走るという、
今まで経験したことのないマラソンになってしまった。
「歩いちゃおかな? コース脇で寝ちゃおかな?」なんて考えたのも、初めてのことだった。
朝食を、お茶碗半分くらいのご飯と、バナナ2本と、エネルギーゼリーと、チオビタで済ませたことで、
「エネルギー切れになったかも?」と思い、私設の給水所でチョコレートなどを補給させてもらったのだが、
そのおかげか最後の1kmは普通に走れてゴール出来た。
そして、タイムは2時間2分と過去最悪(いつもは1時間30分台なのに)で、順位も100位以下と、
「スケベ根性」は見事に打ち砕かれたのでした。
そして、そして、いつもはレース後の2~3日は足にダメージがあって、走るのがつらいのだけど、
今回はレースで楽をしたので、次の日から普通に10km走れるという、さらに初めての経験だった。
「もうトシだから…」ということか? それとも「スケベ根性、若気の至り」ということか?
家族は「もういい加減やめたら?」なんて言うのだが…。